
アパレルブランドを立ち上げるには?事前準備や流れ、方法を徹底解説
2022.06.16
アパレルブランドを立ち上げる方法は主に3つ。その中から自分に合った方法で立ち上げ成功につなげましょう。アパレル分野は個人でも参入しやすく、実際に売上を上げている人も多くいます。この記事では、アパレルブランドを立ち上げる前に準備することや立ち上げの流れ、押さえておきたいポイントなどを紹介します。
INDEX
- アパレルブランドの立ち上げ前に準備すること
- 開業形態を決める
- 必要な資金を計算し調達する
- コンセプトやブランド名を決める
- 商標登録、開業届の準備を行う
- アパレルブランドを立ち上げる3つの方法
- 1.実店舗を構える
- 2.ネットショップを開設する
- 3.フリーマケットやポップアップストアに出店する
- アパレルブランド立ち上げの流れ
- 1.商品をデザインする
- 2.商品を製造する
- 3.プロモーションを行う
- 4.開業する
- アパレルブランドを立ち上げる時のポイント
- 初めはネットショップがおすすめ
- 似たブランドがないかをチェックする
- 商品のジャンルやカテゴリーを絞り込む
- しっかり準備してアパレルブランドを立ち上げよう
アパレルブランドの立ち上げ前に準備すること
アパレルブランドを立ち上げる際は、開業形態やコンセプトを決めるなどの事前の準備が必要です。ここでは立ち上げ前の準備について説明します。
開業形態を決める
アパレルの開業形態は、実店舗かネット販売が主流です。その他、フリーマーケットやポップアップストアへの出店などもあります。
ネット販売は実店舗に比べると初期費用や維持費を抑えられますが、実店舗には信用や知名度アップにつながるメリットがあります。1つに絞らず、「まずは実店舗を持ち、後からネットショップを開業する」「フリーマーケットへの出店とネット販売をあわせる」など、さまざまな形態で開業することも可能です。
必要な資金を計算し調達する
アパレルブランドの立ち上げには、一定の費用が必要です。実店舗であれば、物件の契約料や内装工事費の他、賃貸料や人件費などが必要に。ネットショップであれば、サイトの構築費用や運営費などが必要です。また、フリーマーケット出店であれば、出店料や交通費が必要になります。
実店舗を構える場合は資金も多額になるため、融資やクラウドファンディングなど、何らかの資金調達が必要になることが多いです。
コンセプトやブランド名を決める
ブランドを立ち上げるには、コンセプトやブランド名を決める必要があります。ブランドに込められた思いや、ターゲットなどを順番に考えていくと、コンセプトが決めやすいです。コンセプトはブランドを展開していく上で重要になるため、ブランドが提供する価値をしっかり固めておくことが大切です。
ブランド名は、コンセプトを連想しやすいものであるとユーザーも覚えやすくなります。英語か日本語かだけでもイメージが異なるため、候補をたくさん出してしっくりくるものを選ぶのが良いでしょう。
商標登録、開業届の準備を行う
商標登録は必須ではありませんが、同じブランド名を使われないように登録しておくことをおすすめします。アパレルは洋服だけでなく、グッズやアクセサリーなど多岐にわたるため、素材や用途・性質などにも注意が必要です。登録する際は、個人では難しいこともあるので弁理士など専門の人を頼るのが良いでしょう。
また、開業届の提出も必須ではないものの、本格的に事業をしたい場合は提出を。開業届を出すことで、青色申告もできるようになりますよ。
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アパレルブランドを立ち上げる3つの方法
アパレルブランドを立ち上げるには、主に3つの方法があります。ここでは、実店舗やネットショップ、フリーマーケットやポップアップへの出店方法について説明します。
1.実店舗を構える
実店舗で開業すると、店頭でお客さまに直接商品を手に取ってもらえる、信用度がアップするなどのメリットがあります。
しかし、物件の契約料や工事費の他、維持するための賃貸料や人件費など、開業形態の中で最も多くの費用がかかるというデメリットも。また、物件探しやディスプレイの手配など、開業までには一定の時間がかかります。
ブランド立ち上げ初心者には難しいかもしれませんが、資金や時間に余裕のある人にはおすすめの出店方法です。
2.ネットショップを開設する
リスクが少なく、初心者でも簡単に立ち上げやすいのがネットショップです。SNSとの連動にも向いているため、プロモーションも行いやすいのが特徴。立ち上げにかかるコストが少なく、実店舗では届けられない全国の人へブランドを見てもらえる可能性もあります。
商品が売れたときにのみ手数料が発生するタイプのサービスもあり、気軽にブランドを立ち上げたい人におすすめです。
3.フリーマケットやポップアップストアに出店する
店舗を持たずとも、商品を手に取ってもらえる方法がフリーマーケットやポップアップストアへの出店です。どちらも一時的な出店になるため、まずは自分のブランドが手に取ってもらえるのかどうかを試したい人にもおすすめ。一時的な出店のため、売上よりもプロモーションとして販売するイメージです。継続的な売上につなげるためには、ネットショップを併用すると良いでしょう。
ポップアップストアへの出店を機に、アパレルブランドを立ち上げて成功している事例もあります。
アパレルブランド立ち上げの流れ
アパレルブランドの立ち上げには、商品の準備からリスクヘッジ、プロモーションなど必要なステップがあります。ここではアパレルブランドを立ち上げる際の流れを解説します。
1.商品をデザインする
まずは、販売する洋服やアクセサリーなどグッズのデザインを行います。コンセプトや届けたい人をイメージしながらデザインすることが大切です。ブランドを立ち上げる本人がデザインしても、デザイナーに依頼しても良いでしょう。デザインが固まったら、生地やパターン、資材などを選びます。
2.商品を製造する
固まったデザインをもとに工場へ依頼し、商品の製造を行います。立ち上げ初期は過剰に在庫を抱え過ぎてしまうことも考えられるため、あまり多くは製造せずに少量から製造するのがおすすめ。最低、一着から製造してくれる工場もあります。
デザインや製造までの工程が難しいと感じる人は、ブランド立ち上げを支援するサービスを利用しても良いでしょう。
3.プロモーションを行う
商品が完成したら、開業する前にブランドを周知するためのプロモーションを行いましょう。テレビやラジオなどのマスメディア広告やネット上のWeb広告など、プロモーション方法は多くありますが、ブランドを届けたいターゲットに合わせた方法を選ぶようにします。SNSを含む、複数の方法を掛け合わせるのも効果的です。
開業した後もプロモーションは継続して行い、常に既存・新規のお客さまの関心を惹きつけることが重要です。
4.開業する
商品が揃い、プロモーションも終えたらいよいよ開業です。開業形態によって用意するものが異なるため、それぞれに合わせた準備をする必要があります。
実店舗であれば、商品の陳列やディスプレイは適切か、価格表示は合っているかなどの確認が必要に。ネットショップであれば、サイトがきちんと表示されるか、決済は正しく行われるかなどの動作確認が必要です。
すぐにお客様を受け入れられる体制を整え、開業日を迎えましょう。
アパレルブランドを立ち上げる時のポイント
アパレルブランドの立ち上げには、気を付けるべきポイントがあります。ここでは、立ち上げる時のポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえ、アパレルブランドの立ち上げを成功させましょう。
初めはネットショップがおすすめ
ブランド立ち上げ初心者であれば、開業形態はネットショップがおすすめです。ネットショップは自由度高く運用できる点が魅力。コンセプトに合わせたサイト設計やデザインで、全国の人へブランドの魅力を届けられることがメリットです。
初期費用も抑えられ、ランニングコストもわずかであるため、利益率も高くなります。集客が難しいことがネックになりますが、SNSを活用したプロモーションで補いましょう。
似たブランドがないかをチェックする
ブランド立ち上げによくある失敗例に、既存のブランドと似ていることが挙げられます。既存のブランドと似ている場合、差別化できない限り売上を伸ばすのはなかなか難しいです。
商品を製造する前に、コンセプトやデザインで競合するブランドがないかをチェックしておきましょう。
商品のジャンルやカテゴリーを絞り込む
あまりに取り扱うジャンルが多いと、製造コストがかさむ可能性があります。ブランドが軌道に乗るまでは、ジャンルやカテゴリーを最低限に絞っておくことで、コスト面でのリスクを抑えましょう。
例えば、まずはTシャツから販売し、売れるようになったらその他のトップスやボトムスを販売するなど、少しずつジャンルやカテゴリーを増やしていくことをおすすめします。
しっかり準備してアパレルブランドを立ち上げよう
アパレルブランドの立ち上げは、開業形態によって準備や工程に若干の違いがあります。しかし、コンセプトやブランド名の設定・商品のデザインから製造・プロモーションは、どの形態であっても共通して必要な工程です。しっかりと準備して、納得のいくブランドを立ち上げましょう。
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