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no-ma's Feature vol.2 -blue serge-

no-ma's Feature vol.2 -blue serge-

2021.06.04

ブランドのストーリーを紐解く「no-ma's Feature」。「no-ma」ポップアップイベントに参加してくださった魅力溢れるD2Cブランドの誕生秘話から商品に込められた想いをご紹介。

no-ma's Feature第2回目は、SDGsアパレル「blue serge」。“ファションをほんの少し変える”をコンセプトに、アパレルブラントとしてSDGsを提案し続ける「blue serge」の熱い想いをご紹介。一般社団法人繊維育英会の副理事も務めるブランド代表の財間宣彰氏をはじめとする「チームblue serge」の皆さんにお話を伺いました。

「blue serge」とは、どんなブランドでしょうか

財間宣彰氏(以下、財間氏)「日本初の“100%”SDGsに特化したブランドだと自負しています。サスティナブル、エシカル、オーガニック、リサイクル、リユースなどの言葉が広く知られていますよね。

みなさんが普段着ている服や、もちろん私が普段何気なく着ている服のブランドも、もちろんそういったSDGsやサスティナブルな活動に着手していることが増えてきています。ただし、ブランド全体としてみたときに、そのうちの何割が該当するのかというと、実際そこまで多くないのが現実です」
――実際、どのくらいの割合の商品がSDGsに該当するような商品なのでしょうか?
財間氏「多くても、だいたい2〜3割しか取り組めていないところが多いです。アパレルにおけるサスティナビリティは、やはりこれからどんどん取り組んでいかなくてはならない活動だと思います」

ブランドが生まれた背景は?

財間氏「​もともと、会社として服作りにおけるSDGsをすごく考えていました。その中で、災害が多発し世界でもコロナが流行したりと、世界全体としてニューノーマルの時代になり、日常に大きな変化が現れましたよね。

これからは、自分を大切にする。そして周りのことも考えないといけない。
自分の好きなものを着る。そしてファッションを楽しみながら、いつの間にか環境にも配慮できている。それが日常になることが、この先の地球の未来のためになると信じています。

そんな想いから、blue sergeというブランドはできました。ファッションを通したSDGsの提案なら、気張らずにみんなで頑張っていけるんじゃないかな、できることからみんなで少しづつやっていきましょか!という想いが本当に最初のきっかけです」

大切にしているSDGsのテーマはありますか?

財間氏「大きなテーマでいうと、ファッションにおけるSDGsのテーマとして、『シーズンレス』『ジェンダーレス』『エイジレス』の3つのテーマがあると考え、クリエーションを行っています。

サスティナブルという意味をずっと長く着てほしいと解釈すれば、1つは『シーズンレス』の提案です。春も秋も着られるような素材にすることで、無駄に捨てていく服がなくなるように工夫しています。

例えば、トリムされたカッティングフーディや肩があいたプルオーバーなどは、おしゃれに見えるだけでなく、春でも夏でも着れるような素材を採用しています。スリットが入っていることで、レイヤードアイテムとしていつでも『シーズンレス』で身につけられるアイテムになっています」

SDGsを達成するためにどんな取り組みをされていますか?

財間氏「blue sergeでは、100%の商品がSDGsの17のグローバルターゲットのいづれかに必ず該当するという物作りを目指しているブランドです。

『国連が掲げるSDGs17のターゲットのどれかに該当する商品しか作らない』という100%SDGS軸でのものづくり。これがブランドの社会的意義だと考えています」

具体的には、どのようなプロダクトがあるのでしょうか?

財間氏「全商品にAPPA-WELL-(アパウェル)という一般社団法人繊維育英会が行っている基金寄付タグがついています。

このタグはお客様が商品を購入されると同時に、1タグにつき100円の寄付がされることを表しています。寄付金は、一般社団法人が管理し様々な社会貢献に利用されます。

例えば、新型コロナウイルスのワクチン開発をしている大阪大学微生物病研究所所や、神奈川県の身体障害者作業所へ寄付をおこなっています。blue sergeの商品が売れるごとに資金を必要とする施設に寄付し、社会をよりよくするお手伝いをさせていただいています。

詳しくは、商品についているタグから一般社団繊維育英会のHPに飛べるのでぜひ見ていただきたいです。APPA-WELL-(アパウェル)の取り組みに今どれぐらい寄付が集まっていて、どこに寄付が届いているのかがわかるので、興味を持っていただけたら嬉しいです」
一般社団法人 繊維育英会とは?

2018年3月に設営した一般社団法人です。
繊維育英会の目的は、川上から川下に至るすべての繊維業界に携わる企業に、人に、様々な形で支援を行い、未来の繊維 業界を活性化させることが主目的になります。
APPA-WELL- 一般社団法人 繊維育英会

アパレル業界が抱える環境問題についてはどのように考えていますか

財間氏「日本国内で廃棄されている洋服が年間33億着あり、うち約1割はリサイクルにまわされ、残りの服は焼却・滅却・埋め立てをされていると言われています。そういったことからも、我々ファッション業界は年間30億着の洋服を燃やす環境負担の高い業界であると認識しています。

それは十分に理解した上で、少しでも燃やす服や生地を減らしていかないといけないという意識の中、「Ichasan」というプロジェクトをスタートさせました。(※「いちゃさん」とは沖縄の方言で「もったいない」の意味)

過剰生産で余ってしまった廃棄寸前のデットストック生地や糸を買い取り、もう一度生まれ変わらせるというプロジェクトです」
「blue sergeでは、全アイテムのうち3〜4割にこのプロジェクトの生地を使っています。そして、残りの7割の商品には、天然由来の植物から作られる、環境負荷の低いテンセル素材を使用して商品を作っています。

また、近年ウォッシャブルウールが人気ですよね。一般的なウォッシャブルウールは、洗えるために塩素を使って加工を行うことが多いのですが、塩素は紡績工場周辺の土壌汚染につながることも指摘されています。blue sergeでは環境のことを考え、塩素を使わず過酸化水素水(オキシドール)を使ってウォッシャブルウールを製造し、土壌汚染に配慮した商品製造を行っています」
「このような取り組みを通して、すべての商品がDGSsが提唱する17の目標に繋がるようにできています。そして、blue sergeの商品がSDGs17の目標のうち、どの目標を満たすものなのかをわかりやすくお伝えする工夫もしています」
ー どのような工夫をされているのですか?
財間氏「全ての商品にSDGsカードと言うタグをつけ、札の下に〇マークを付けている番号から、この洋服がSDGsの17の目標のうちどの目標に満たすものなのかをわかりやすくお伝えしています。

服を買うと言う行動1つでも、SDGsに繋がっている。そうお客様が理解しながら購入できる流れを作っています。

また、プライスカードは石灰石を原材料とするLIMEX(ライメックス) という素材を採用しています。世界中に存在する石灰石を主原料とした紙は、通常の紙よりも価格は高いけれど製造過程で使用する水の量が10分の1になります。

ちなみに、実は私の名刺も素材はLIMEXで、インクにはバイオマスインキを使用しています。商品だけでなく、組織としても環境に配慮した取り組みをし地球の未来につながればと思っています」

今まで歩んできた中で印象深かった出来事はありますか

財間氏「お客様のお声をいただくことですね。

blue sergeのお客様には、地球温暖化に関心のある方や子育て中のママなど、『未来』のことを考えて購入する人が多いんです。また、最初はデザインで選んでいた方でも商品の背景を伝えると『いい物を買えました』という声をいただけたり、『“自分と環境を同時に大切にする”ファッションに久しぶりにワクワクします』という嬉しいお言葉も……。デビューしたばかりのブランドですが、こうしたお客様の嬉しい言葉たちがとても印象的です。

また、blue sergeにはジェンダーレスアイテムが多数あります。何度も試行錯誤し、性別問わずに着こなしが叶ようなデザインを心がけ、サイズ感にもかなりこだわりを持って作っています。カップルの方が2人で試着してそのサイズのフィット感に驚いてくれたり、『(2人で)シェアします』と言ってくれたりすることが嬉しいです」

ブランドとしての今後の展望を教えてください

財間氏「アパレル全体の問題でもある廃棄する洋服たちを、ちょっとしたアイデアや工夫で減らしていく取り組みをしていきたいです。

実は、blue sergeの中にblack sergeというレーベルを作りました。売れ残った商品を次のシーズンにすべて黒に染め、『black serge』という名前で販売しています。黒は男女年齢問わず誰でも手に取りやすいので、色で迷う方も少なく、広くお客様に着ていただけるアイテムになります。

このように色を染め変えて再販売することで、結果的に売れ残り商品を捨てることになっても、数を減らすことができます。こうしたアイディアや工夫で廃棄する量を少しでも減らしていければと思っています。そして、SDGsの取り組みを1人でも多くのお客様にもお伝えしていきたいです」

no-maをみているみなさんにぜひメッセージを!

財間氏「まずはできることから少しづつ、という想いをみなさんに1番お伝えしたいです。blue sergeというファッションを通して、ワクワクしながら環境や周りの人のことも考えていただける人が1人でも増えたらと思います。

好きな服を着ながら、未来のことを考える。ぜひみなさんも一緒にSDGsファッションを楽しみましょう!」
Information
ブランド名 blue serge
公式オンラインストア https://seni-ikuei.ec-cube.shop/
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