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「糖尿病の父でも食べられるパンを」身近な人への愛情が起こした奇跡のような実話

「糖尿病の父でも食べられるパンを」身近な人への愛情が起こした奇跡のような実話

2021.07.05

最先端のボディメイクフードを紹介する連載「たべやせフード」vol.3に登場した「Heayspantry(ヘイズパントリー)」の代表・クァーク愛子さんにインタビュー。

ホームステイ先で感じた、万国共通な「食」のパワー

――低糖質、ハイファイバー、グルテンフリーの「ケトローフ」をはじめ、身体が喜ぶ食品を販売する「Heayspantry(ヘイズパントリー)」。どんなきっかけで生まれたブランドなのでしょうか?

「祖父が漁師、父は野菜市場で働いていたので、幼少期から食に囲まれて育ちました。また、京都の田舎で育った両親の愛情表現は、言葉より食べ物。学校でちょっと落ち込んできた私に、言葉を掛けるのではなく、普段よりも丁寧に出汁を取ったお味噌汁を出してくれたりしていました。

20歳でニュージーランドに留学した際、『食』が特別な存在であり得意だと気づいたので、そのまま仕事に。青果物専門商社に入社した後、オーストラリアのレストランでシェフとして働き、フードスタイリングも自分でこなしていました。ニュージーランド、オーストラリアでは、地元の食材をシンプルに美味しく食べるというカルチャーがあり、影響を受けたと思います。食を通して知ったライフスタイルの多様性から個性に寄り添ったものを提案したいと思い、『Heayspantry(ヘイズパントリー)』をスタートしました。

食べ物が好きな人こそ生活習慣病になってしまう傾向があると思うのですが、美味しいものを我慢して欲しくない。気にせず食べられて、お酒とも合うような商品を作りたかったので、どちらかというと大人向けのブランドになっています」

――「Heayspantry」は、留学先で出会った「ヘイズさん家の食料庫」をイメージして名付けられたのだとか。

「ニュージーランドに留学しているときにホームステイしていたパム・ヘイズさんの家には、さまざまな国の方、ライフスタイルの方が集まっていました。英語が得意だったわけではないので、ホームステイ先でも上手く喋られなかったのですが、ひとつのテーブルを囲んで、ボーダレスな料理をみんなで食べれば、不思議と笑顔が溢れた。そのパワーを商品を通して感じてもらえたら、と名付けました。パム・ヘイズさんとは今でも交流があり、家族のような存在です。

ブランド名だけではなく、バターオイル『マチルダキャラメライズギー』など商品名にも、食を通して実際に出会った人たちの名前が入っています」
――看板商品でもある、「パムズケトローフ(PAM’S KETO LOAF)」(商標取得済)にも、お名前が入っていますね。ケトローフとはどのようなものでしょうか?

「ヘルシー志向な海外の方が作る、ケトブレッドやローカーボブレッドと呼ばれる低糖質のパンを日本人の身体や味覚に合わせて開発したのが『ケトローフ』です。グルテンアレルギーでパンが食べられない方、好きでヘルシーな商品を選んでいる方でも安心して召し上がっていただけます」

日本人に不足しがちな「食物繊維」に着目

1スライス(約25g)当たりの栄養成分:エネルギー 58.7kcal、タンパク質2.6g、脂質3.1g、糖質3.4g、食物繊維3.1g、食塩相当量 0.13g ※フレーバーにより異なる
――「ケトローフ」は、1スライス(約25g)あたり約60kcal程度と低カロリーながら、食物繊維も豊富。ずっしりお腹に溜まる満足感の高さにも驚きました。「野菜不足が気になる」「塩分過多かも……」など考えなくていいし、プロテインを足せば健康的にボディメイクできそうです。

「日本人が不足しがちな食物繊維を摂れるように設計したレシピとなっています。糖質は管理をしなくても摂りすぎてしまう傾向にあるので、ぐっと控えめにしました。腸と血糖値を意識しておけば大体の健康の不調、生活習慣病は気にしなくて済むようになると思っています。この2点をクリアした商品を提供するというのを、うちのフィルターにしています」
――主食と置き換える場合、どのくらいの量を摂取して良いのでしょうか?
「1食2~3枚程度が目安です。朝食や週末だけ置き換えたり、食べ過ぎた翌日の調整に活用するのもオススメ。

ただ、便秘にかなり悩まれている方やしっかり効果が欲しいという方は、倍量と多めに食べて、一度デトックスすると良いかもしれません。それからは少しずつ、好きなときに食べてください。2~3日で変化を感じる方もいるようです。必ずたっぷりのお水と一緒に摂ってくださいね」
――食物繊維が豊富な「オオバコ」や水分を含むと膨らむ「チアシード」が入っているので、水分をしっかり摂ることでより効果が期待できそうですね。初めて食べたときは、いままでのパンにはないしっとりとした水分量の多さに驚きました。開発までかなり試行錯誤されたのでは?

「オーストラリアにいるときは、レストランでシェフとしてパンを焼いたりしていたので経験はありました。現地では、種を長時間発酵させた酸っぱい匂いがする「サワードゥ」っていう、パンが人気なのですがご存知でしょうか? 発酵食品みたいなパンなのですが、作るのに大変な手間が掛かるので、日本ではなかなか手に入らないと思います。元々はそのような『普通のパンより美味しいヘルシーなグルテンフリーのパン』を作りたくて、低糖質やケトジェニックなどは関係なく、1年間試作し続けました」

――「低糖質」に切り替えたのはなぜでしょうか?

「たまたま日本に帰国して父に再会したら、糖尿病の薬を常用していて。『せっかく作るなら身近な人も食べられるものがいいな』と、そこからは小麦粉だけではなく、米粉も使わない低糖質なタイプのレシピ作りにシフト。約2年もの期間、暗い部屋の隅っこでレシピを書いてはパンを焼きを毎日のように繰り返していたので、いろいろな念がこもっていると思います(笑)」

アトピーに悩まされることがなくなった

――そうして出来上がった渾身の「ケトローフ」。愛子さん自身も食べてから何か変化を感じましたか?

「元々アトピーに悩んでいたのですが、海外へ渡航して生活環境が変わったときに蕁麻疹が出やすい体質になってしまって……。そこでケトローフを始め、腸に良い設計の食品を摂ることで肌が変わったと思っています。エネルギー代謝が良い方なので、ただ糖質を制限するだけだとガス欠になってしまう。そこで、一緒に食物繊維と良質な脂質を摂る食事に変えてから、良くなりました。いまでは、人に会ってもアトピーだと気づかれることもほとんどありません。また、食べ物が好きなので色々なものをたくさん食べますが、体重も変動しなくなりました」
――脂質と肌の関係はあまり考えたことがありませんでした!
「弊社のスタッフも、コーヒーにバターオイルを足してから肌ツヤが変わったと感じたそうです。脂質を意識し始めると、同時に質も意識し始める方が多い。脂質といっても、ハンバーガーのバンズをただ抜いたものとかではなく、身体にいいものを摂っていただきたいです。レスシュガー、ハイファイバー、グッドファットの3つは私も意識しているのですが、バランスが取れているので調子が良いです」

――外食でもバランスを気にされますか?

「食べることが好きなので、好きなものを好きなだけ楽しみます。心から楽しみたいから、メンテナンスできる『ケトローフ』を作ったというのもあります。外食時はお酒も飲みますし、我慢せず好きなものを食べます」

――食べものにNGはないと聞くと安心する方も多いと思います。

「『食べちゃダメなものってありますか?』とよく聞かれるのですが、『食べるか迷っているなら食べた方がいい』と答えます。身体に影響するのは、普段なにげなく食べているもの。執着するなら食べてしまった方がいいし、正解はそこにはないと思っています」
――医師の方にも支持されていると聞いて、「ケトローフ」を食べ過ぎや日頃の食生活の乱れの調整用に向いていることがよりわかりました。

「以前、クラウドファンディングを一緒に実施した、大阪にあるアクアメディカルクリニック院長の石黒伸さんとの出会いがきっかけで、クリニック内の食料品店でも販売しています。石黒医師は、認知症の患者さんへの処置として薬を処方するのではなく、食事療法を変えるべきだと唱えていて、食とヘルスの関連性を重視しています。偶然、『Heayspantry』を見つけてくださり、『これを大阪でやっていることに驚きました』と声を掛けていただきました。セミナーでケトローフを知ったお医者さんと通して広がり、現在男性のお客様の半分以上が医療関係の方だと思います」

認知症の母を持つ女性から届いた奇跡のような話

――病院で「ケトローフ」を知った方、食べた方から届いた嬉しい声を教えてください。

「ご年配のお母様と同居されている女性の体験談が特に印象に残っています。自然食品店でケトローフを知って購入してくださったのですが、そのときお母様は認知症が進んできていて、食事の量をあまり食べられなくなっていたそうです。筋力も落ちてしまうし、便秘にもなってしまった。ただ、それでも甘いものだけは好んで召し上がっていた。そこで、買ってきたケトローフを置いておいたところ、柔らかいし美味しいのでケーキだと思ってよく食べるように。効率よく栄養補給できたのか、3か月ほど経ってから食事量が増え、会話もするようになってきたと聞きました。

一概にケトローフのおかげとは言えないのですが、『なにか変わったことといえばこれしかない!』ととても喜んでくださって、胸がいっぱいになったのをよく覚えています」

――ありがとうございました!

HEAYS PANTRY代表・クァーク愛子

大阪の中央卸売市場で野菜を扱う父、京都伊根町で漁師を営む祖父をもち、幼少期から、新鮮な食材に囲まれて育つ。国内外で多様な食文化について食について学び、日本の食生活をもっと豊かで、楽しいものにしたいと、多様性、個性に寄り添ったライフスタイルを大切にするブランド「HEAYS PANTRY(ヘイズパントリー)」を創業。

Information

ブランド名 HEAYS PANTRY(ヘイズパントリー)
公式サイト https://heayspantry.com/
公式Instagram https://www.instagram.com/heayspantry/
HEAYS KITCHEN https://kitchen.heayspantry.com/
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