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人にも環境にも優しい「フェアトレード」をわかりやすく紹介【メリット&オススメ商品】

人にも環境にも優しい「フェアトレード」をわかりやすく紹介【メリット&オススメ商品】

2021.07.27

フェアトレードとは、生産者の抱える労働環境の問題などを解決するために作られた仕組みのこと。日本では考えられませんが、発展途上国では子どもが労働者と見なされ教育の機会が奪われています。この記事では、フェアトレードの仕組みと得られるメリット、代表的な商品や認証機関などについて解説します。

フェアトレードとは

生産者の労働環境を守るフェアトレード。その背景には奴隷制度や植民地制度が関係しています。ここではフェアトレードの概要について紹介します。

公平な取引のこと

フェアトレード(Fairtrade)は、公正な価格で取引する仕組みのこと。発展途上国の生産者は、劣悪な環境や低賃金での労働、児童労働など経済的に弱い立場であることが問題視されてきました。そのような環境を改善し、適正な価格で持続的かつ公平である取引が重要と考えられたのです。フェアトレードの仕組みを取り入れることで、生産者の労働環境の整備や生活向上が期待できるのです。

フェアトレードが生まれた背景

フェアトレードの考え方が生まれた背景には、かつての奴隷制度や植民地制度が関係しています。このような制度による搾取に、たくさんの人々が苦しみました。貧困層の人達を守るため、お互いにフェアな貿易をしようと考えられたのがフェアトレードです。

SDGsとの関係

SDGsとは「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」のこと。長期的で安定した取引の促進、生産者を組織化することによるコミュニティ開発、自然に気を配った農法による環境保全など、持続可能な未来のためにあらゆる取り組みが促進されています。またSDGsは発展途上国だけでなく、先進国が取り組むユニバ―サルな目標として、政府や企業も積極的に取り組んでいる目標です。SDGsへの取り組みにおいても、フェアトレードは有効なツールの1つとして重要な意味と役割があると考えられています。

フェアトレードのメリット

人だけでなく環境にも配慮した取り組みは、企業だけでなく一般の消費者でも取り入れることが可能です。普段の生活の中でも意識すると、人や環境に優しい取り組みにつながるでしょう。ここではフェアトレードで得られるメリットを紹介します。

生産者の労働環境が改善する

普段の生活の中で、私達が何気なく手に取る製品はたくさんの工程を経ています。その裏側では労働者が過酷な環境で働いており、貧困で苦しんでいる人も少なくありません。このような状況を改善するためには、生産者に支払われる賃金を安定させることが大切。安定した賃金が支払われることにより、労働者の生活環境の改善につながるのです。フェアトレードによって、生産者組合は労働者に見合った賃金を払うことができ、労働環境の整備や病院・学校の建設など、生産者の生活の質が向上できると期待されています。

子どもの教育を受ける機会が増える

発展途上国では、子どもが「児童労働者」として働いており、労働に従事している子どもは、教育の機会を奪われてしまっています。フェアな取引をすると生産者が安定して賃金を受け取れるようになり、生活の不安定さが解消されることにもつながります。生活の安定が保証されると、子どもの権利も保護されて教育を受ける機会が増えるでしょう。フェアトレードの基準には「子どもの権利保護」と「児童労働の撤廃」も含まれています。

環境が保護される

農作物の生産性を上げるために、フェアトレードでは大量の農薬を使うことを禁止しています。環境を考えて、農薬を使わない有機栽培が推奨されているのです。環境に優しく、持続可能な取引ができるのもメリットの1つです。

日常生活にも取り入れやすい

なかには、砂糖やコーヒーなど生活に取り入れやすい、さまざまなフェアトレード商品も販売されています。企業の社会貢献度への取り組みとしても取り入れやすく、最近は企業だけでなく自治体など街全体でフェアトレードに取り組むところもあります。商品ごとに認証を受けているものもあるため、一般の消費者でも取り入れやすいでしょう。

フェアトレードされている代表的な商品

人や環境に優しくなり、国の発展にもつながるフェアトレード。ここでは代表的なチョコレート・コーヒー・コットン製品について解説します。

コーヒー

コーヒー豆の生産は発展途上国が多く、価格が激しく変動することも。国際フェアトレード機構の基準には、生産者に対して持続可能な生産と生活を支えるために必要である、「フェアトレード最低価格」が設けられています。また1ポンドあたり20USセントのプレミアムという奨励金が、輸入業者から生産者組合に保証されているのです。コーヒー1杯または1袋で考えると小さな金額に感じるかもしれませんが、コーヒー豆は10〜100tといったような大きな単位での取引が多いので、生産者組合が手にするプレミアムも大きいです。このプレミアムは、生産だけではなく環境も支える仕組みとなっています。

チョコレート

発展途上国ではたくさんの人がカカオ栽培で生計を立てており、子どもも労働者として働いているため問題視されています。フェアトレードのチョコレートは労働だけでなく、環境にも配慮した栽培方法で育ったカカオを使用して商品にしています。

コットン製品

コットンは、カメルーン・マリ・西アフリカ・インド・パキスタンといったアジア地域の発展途上国にとって、人々の生活だけではなく国の経済も支える大切な輸出農産品です。最近は肌に優しいことなどから、オーガニックコットンへの注目が集まっています。このオーガニックコットンにより発展途上国の人々は、より多くの収入を得られるようになってきたようです。

フェアトレードの認証機関

フェアトレードの商品や企業であることを示すラベルを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。これらは、それぞれ基準を満たすことで認証を受けられます。ここでは主なフェアトレード認証機関を紹介します。

国際フェアトレードラベル機構

発展途上国にいる小規模生産者や、労働者の持続可能な開発促進を目的に設計されたのが、国際フェアトレード機構。第三者機関の監査を受けており、社会・経済・環境の基準を満たしているものにラベルが与えられます。認証を受けるには、商品が完成するまでの工程も基準を満たしている必要があります。

世界フェアトレード機関(WFTO)

世界フェアトレード機関は各国の団体によって結成されており、発展途上国の生産者や労働者の自立を支援するため、適正価格での取引を推奨しています。このラベルは、商品に与えられるのではなく認証を受けた団体にのみ与えられるのです。10もの基準を設定しており、すべてを満たしている必要があります。

環境に優しく日常に取り入れやすいおすすめ商品

ここでは日々の生活に取り入れたい、環境に優しく持続可能な商品を紹介します。フェアトレードだけでなく、脱プラスチックに興味がある人にもおすすめです。

パイナップル葉繊維ストロー

パイナップル葉繊維ストローは、100%天然由来の土に還るストローです。プラスチックゴミ削減に貢献する商品の1つ。パイナップルの葉から衣服に使う繊維を取り出した後に、残った残渣を配合して作られています。

BambooRoll(バンブーロール)

バンブーロールは、トイレットペーパーのサブスクリプションサービス。原材料は100%竹を使用しています。環境にも体にも優しいトイレットペーパーで、芯が竹でできていてダンボールもプラスチックが使われていないものが選ばれるなど、細部まで環境へ配慮されています。

フェアトレードを理解して少しずつ生活に取り入れてみよう

フェアトレードは、過酷な環境や低賃金で働く生産者の収入の安定や、豊かな暮らしを目指して誕生しました。その背景には悲しい歴史も。すべてのものでなくても少しずつ生活に取り入れることで、生産者の生活は豊かになるかもしれません。そう思うと自分の生活に、少しずつフェアトレードの商品を選択してみたくなりませんか?
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