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時代はモノ消費からコト消費へ。次に来る「イミ消費」もまとめて紹介

時代はモノ消費からコト消費へ。次に来る「イミ消費」もまとめて紹介

2021.08.22

コト消費とは、体験などにお金を使う消費活動です。時代の変化とともに消費者のニーズも変化し、商品そのものに価値を見出すモノ消費からコト消費が重視されるようになりました。さらに最近では、社会貢献を意識したイミ消費へ価値観がシフトしつつあります。今回は、モノ消費からコト消費へ移り変わった背景や、イミ消費とは何かを紹介します。

モノ消費とコト消費について

現代は、商品そのものの機能性や所有に満足するのではなく、得られる体験にまで注目が集まる時代です。最初にモノ消費とコト消費の概要や、コト消費のメリットについて紹介します。

モノ消費とは

モノ消費とは、消費者がお金を支払い商品を購入し所有することや、その機能に価値を見出すことです。今までの消費は一般的に、このモノ消費を指していました。しかし、欲しいものがほぼ手に入るようになった現代では、物質的な欲求は既に満たされている人が増えています。

コト消費とは

コト消費とは、商品やサービスを購入することに価値を見出すのではなく、そこから得られる経験や体験のために、消費行動を起こすことです。アクティビティやイベントだけではなく、無人店舗での商品購入など、今までにないサービスを利用したスマートなショッピング体験もこれに当てはまります。

コト消費のメリット

現代は大半の人が、人間の初期段階に生まれる物理的欲求を満たしていると言われています。そこで注目されているのが、その後に発生する対人的欲求や自己確認の欲求を満たすコト消費です。何か特別な体験を通して、自分は優れた経験ができたと成長を実感でき、モノ消費では補えない2大欲求(対人的欲求・自己確認欲求)を満たせるのが、コト消費の最大のメリットです。

コト消費が注目された背景

時代の変化とともにコト消費が注目されるようになりましたが、コト消費が注目され始めた背景には大きく分けて3つの理由があります。

インバウンド需要の変化

まず、海外旅行者のニーズの変化が挙げられます。外国人が日本へリピーターとして訪れる機会が増え、温泉巡りや着物体験など、実際に日本へ来なければ体験できないことに価値を見出す人が増えました。またインターネットが普及し、来日しなくても日本のものを購入できるようになったのも、コト消費が拡大した理由の1つです。

ネットビジネスの拡大

国内でもインターネットでの買い物がメジャーになりました。今は、実際に遠く離れた店舗まで行かなくても、欲しいものが手に入ります。また、クレジットカードを持っていなくても、自宅で購入しスマホで支払えるようになりました。これらの理由から、実店舗でものを買う機会が少なくなり、代わりに体験を通した消費需要が増え、コト消費が加速しています。

欲求の変化

欲しいものを所有できる、安心安全に生活できるなど、基本的な欲求を多くの人が満たせるようになった今、次にくるのが自己実現の欲求です。これは自分にしかできないことをやり遂げたい、自分らしい生き方をしたい、経験豊かな人間になりたいなど、自身の成長につながる欲求のことです。基本的な欲求が満たされれば、体験に価値を見出すコト消費へ需要がシフトするのは自然な流れかなのかもしれません。

コト消費の種類

コト消費は体験する場所やスタイルによって7種類に分けられます。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

純粋体験型コト消費

純粋体験型とは、旅館やホテルでの宿泊、スキーやダイビングといったアクティビティ体験などのサービス提供のこと。観光地にある工芸体験もこれに該当します。そこでしか味わえない特別な体験ができるのが特徴です。手作り体験で出来たものを販売するなど、モノ消費にもつなげられます。

イベント型&アトラクション施設型コト消費

デパート・商業施設内でのイベントや、ハロウィン・クリスマスパーティー・トークショーなどの非日常的なイベントは、イベント型コト消費にあたります。主催者側はイベントに付随するものを販売することにより、利益を期待できるでしょう。イベント参加者のSNS発信・共有が集客につながるのも、イベント型の特徴です。
また、大型商業施設などに映画館・美術館・遊園地といったアトラクション施設を併設することで集客を促す方法は、アトラクション施設型コト消費と呼ばれます。

時間滞在型コト消費

時間滞在型は、商業施設での長時間滞在を促し、そのなかでモノ消費へとつなげるのを目的としたコト消費です。長居したくなる居心地の良い空間をつくるのがポイント。本屋とカフェが一体化したブックカフェなどが該当します。

コミュニティ型&ライフスタイル型コト消費

コミュニティを活性化させ、ものの消費へとつなげるのがコミュニティ型です。サーフショップにサーフィンが趣味の人達が集まり、コミュニティをつくって情報共有するなどが例に挙げられます。
ライフスタイル型は、消費者のライフスタイルに合わせた商品を提供し、ファンを増やすことを目的としたコト消費。商品提供とともにライフスタイル提案を行い、消費行動を促します。購入後の使用イメージが湧くように商品がディスプレイされている、インテリアショップや雑貨店などがこれに該当します。

買い物ワクワク型コト消費

購入する行為そのものがワクワクとした体験になるような店舗づくり、仕組みづくりを行うのが買い物ワクワク型です。例えば、訪日外国人観光客の興味を引くディスプレイを導入している店舗や、海外のスーパーに来たような買い物体験ができる店舗などが挙げられます。また、購入特典や割引もこれに該当します。買い物という行為自体に価値を見出すのが特徴です。

モノ消費から新たなイミ消費にも注目

コト消費に加え、商品を購入することで誰かの役に立ちたいと考えるイミ消費も注目されています。イミ消費とはどのような消費活動なのか紹介します。

イミ消費とは

イミ消費とは、社会的価値や文化的価値に着目して商品などを購入し、貢献することに価値を見出す消費活動です。社会的価値や文化的価値とは環境保全や地域活性などのことで、無農薬や手作り商品の購入、ふるさと納税などがイミ消費の代表的な例。ものを買ったりサービスを利用したりすることが、健康維持や社会貢献につながるのもイミ消費です。また、近年人気のあるクラウドファンディングにおける支援型商品も、イミ消費の1つと言えます。

目に見えないものへの価値

現代は、ものに対して目には見えない価値を求める世の中にシフトしつつあります。消費者は、社会貢献につながる正しい消費を選択することにより得られる、満足感や肯定感を求めているのです。こういったイミ消費はソーシャルグッドと呼ばれ、若者からも支持を集めています。自らの消費で誰かの役に立つアクションを起こせるという点が、共感を得ている理由と言えるでしょう。

コト消費やイミ消費を自宅で体験できる!

自宅でも、コト消費やイミ消費は体験できます。ここで紹介する商品やブランドは、どれも手軽に体験できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

デリバリー八百屋

15品目以上の青果物が入った「青果ボックス」が届くサービスで、自宅にいながら市場で買い物をしているような体験ができます。高級料理店や百貨店も利用するような高品質な野菜が手に入るのがメリット。どんな野菜が配達されるのかは、届くまでわからないのでワクワク感があります。また、食べたことがない野菜を食べられるのも魅力です。
「青果ボックス」は有名料理家のレシピ付きなので、自宅でお店の味を楽しめます。さらに、産地や生産者の情報が記載されたパンフレットも付いてくるので安心。本来なら規格外や傷があるために処分されてしまう野菜がデリバリー八百屋で提供されるため、消費者が利用することでフードロス問題にも貢献できます。

coxco

世界では年間500万t以上の生地がリサイクルされずに破棄されています。coxcoはそんな現状を問題視し、倉庫に眠っている上質な残布をアップサイクルして新たな服をつくっているブランドです。アップサイクルされた服の購入・着用が日常生活の当たり前になることで、廃棄衣料問題や海洋汚染問題への取り組みに貢献できます。coxcoの服は残生地からつくられているので、すべてが数量限定。長く着続けられるよう、スタンダードな形にこだわっているのも魅力です。

KISEKI パイナップル葉繊維ストロー(パイナップルストロー)

KISEKIは、プラスチックゴミによる環境問題に着目し、脱プラへの貢献を目指してつくられたパイナップルストロー。パイナップル果実を収穫後に廃棄される葉の部分を使用した、サスティナブルな素材で生成されています。100%天然素材のため、利用後は土に戻るのが特徴です。人にも環境にも配慮した地球に優しい商品と言えるでしょう。

コト消費とイミ消費を体験し価値観の幅を広げよう

消費者の注目はモノ消費からコト消費へと移り、さらには社会貢献への取り組みにつながるイミ消費へとシフトしつつあります。この流れを把握し、消費活動について改めて考えてみることで、自身の新しい価値観が広がるでしょう。自宅でコト消費やイミ消費を気軽に体験できる商品もあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
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